薬物治療抵抗性の高血圧症に対する新たな治療法 腎デナベーション(RDN)
高血圧症の新しい治療法である「腎デナベーション(Renal Denervation:RDN)」が2026年3月より保険適用となりました。
腎デナベーションとはどのような治療か
腎デナベーションは、腎動脈の周囲に存在する交感神経をカテーテルで焼灼(しょうしゃく)することで、その過剰な神経活動を抑え、血圧を低下させる治療法です。
臓は血圧調節において重要な役割を担っており、特に腎交感神経の活性化は血圧上昇に深く関与しています。この神経の働きを抑制することで、持続的な降圧効果が期待されます。
【適応(患者基準)】
・対象: 3剤以上の降圧薬(利尿薬含む)を最大忍容量で使用しても目標値まで下がらない「治療抵抗性高血圧」
・コントロール不良高血圧の基準
診察室血圧が140/90 mmHg以上、かつABPMで24時間血圧が130/80 mmHg以上、若しくは昼間血圧が135/85 mmHg以上、又は夜間血圧が 120/70 mmHg 以上 又は診察室血圧が140/90mmHg以上、かつ早朝若しくは就寝前家庭血圧が135/85mmHg以上、又は夜間家庭血圧が120/70mmHg以上。
腎デナベーション(RDN)のレスポンダー(奏功する患者)
RDNは過剰な交感神経活動が持続している患者に特に有効と考えられています。全ての患者に効果があるわけではなく、臨床研究からはRDN前の血圧が高い患者や心拍数が高い患者は特に効果が高いとされています。
