診療案内

生活習慣病

生活習慣病とは

生活習慣病とは「不適切な食習慣、運動不足、喫煙、過度な飲酒、またストレスなどの生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」と定義されています。

具体的に7大生活習慣病はがん・脳卒中・心筋梗塞・高血圧性疾患・糖尿病・肝硬変・慢性腎不全のことをいいます。

高血圧は日本で最も多い生活習慣病といわれ、全国で4000万人以上の患者がいると言われています。 高血圧は、血管に過度な圧力がかかることで脳血管破裂のリスクが高まるほか、心臓にも大きな負担がかかってしまう病気です。
日本人の死因の上位を占めている、がん・脳卒中・心筋梗塞は3大疾病と呼ばれています。

平均寿命と健康寿命の差

厚生労働省のデータによると日本人の平均寿命健康寿命の差は男性が9.02年女性が12.4年と言われてます。

この平均寿命と健康寿命の差、男性9.02年、女性12.4年をもたらす最大の原因が「脳卒中」と「循環器病」です。
脳卒中は、国民の死亡原因の第4位を占めるとともに、65歳以上の寝たきり原因の第1位を占めます。

(出典)平均寿命:厚生労働省簡易生命表(平成22年)
健康寿命:厚生労働省「健康寿命の数値化に関する研究(健康日本21(第二次)等の健康寿命の検討)(平成27年度分担研究報告書)

生活習慣病は、かたよった食事・運動不足・飲酒・喫煙・ストレスなどが原因ですので、日々の生活を改善することで予防することができます。特にバランスのとれた食事や運動を行うことで肥満をはじめとするリスクを取り除くことができ予防につながります。
また、生活習慣病と心臓病や脳卒中と密接に関係しています。生活習慣病を予防することによって、心臓病や脳卒中の予防にもなります。

生活習慣病の改善方法

食生活の改善

高脂血症、高血圧、糖尿病、肥満などの原因となる食生活の改善を考えることが大切です。
そのためには、カロリー・塩分・コレステロールに注意して、バランスのよい食事をすることです。

バランスのよい食事とは、からだに必要な3大栄養である炭水化物、たんぱく質、脂質のほか、ビタミン・ミネラルなどの栄養素を、過不足なく食事の中で補給することです。主食、主菜、副菜の組み合わせが適切であることが大切です。

特に、現代は食事の欧米化に伴い、脂肪製品、乳脂肪が多くなっている事が問題とされています。
食生活の改善には、日本心臓財団が推奨する「心臓に優しいハートレシピ」をご活用ください。日本心臓財団は健康のために、1日あたり塩分を6g未満の摂取に抑え、野菜を350g以上採ることを推奨しています。

運動習慣の徹底

健康づくりのための運動量の目安(18~64歳)は、息がはずみ、汗をかく程度の運動を週合計60分、毎週続けることです。例えば、1回20分程度を週3回や1回30分程度を週2回、あるいは平日に時間が取れない場合は、週末に1回60分の運動を取り入れても効果が得られます。好きなスポーツがある人は定期的に続けるとよいでしょう。強度が高めの運動を無理して行うとけがやストレスにつながることもあります。決して無理せず、「息がはずみ、汗をかく程度」を意識しましょう。

なお病気によって運動が制限される場合もありますので、医師のアドバイスにより適切に行ってください。(たとえば、心不全と診断された人には水分や塩分の制限をし、安静を保つことが鉄則です。)

1日1万歩の根拠

海外の文献から週当たり2000kcal(1日当たり約300kcal)以上のエネルギー消費に相当する身体活動が推奨されています。歩行時のエネルギー消費量を求めるためのアメリカスポーツ医学協会が提示する式を用いて、体重60kgの者が、時速4km(分速70m、歩幅70cmで10分歩く(700m、1000歩)場合を計算すると、消費エネルギーは30kcalとなります。つまり1日当たり300kcalのエネルギー消費は、1万歩に相当します。

「運動習慣の徹底」と「食生活の改善」は、どのくらいやればいいのか

[健康日本21の目標(例)]

たばこについて

タバコを吸っていると、どのような影響があるのでしょうか?
タバコの煙には多くの有害物質(150種類)と発癌物質(30種類)が含まれており、循環器への影響は主にニコチンや一酸化炭素によるものです。
病気の再発を防ぐ為に禁煙が大事です。自分で禁煙できない方は当院の禁煙外来をご利用ください。

生活習慣病を予防する

生活習慣病を予防するためには、大きく分けて「運動」「食事」「たばこ」「飲酒」「睡眠」の5つの観点で対策をすることができます。

生活習慣病の予後について

自覚症状がないけれども、「生活習慣」の影響は確実に身体の負担として蓄積されます。やがて心筋梗塞や狭心症、大動脈解離、脳梗塞、脳出血などの、より深刻な病気を引き起こします。
結果として、QOL(quality of life.生活の質)が低下し、健康寿命(介助や介護を受けずに生活できる期間)が短くなってしまったり、寿命も短くなってしまうという結果を招きます。