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はじめまして

この度2022年7月13日(水)に茨城県つくば市で開業することになりました「つくば心臓血管内科 メイクリニック」院長の呉 龍梅(う りょんめい)です。

私が1999年5月に中国から日本へ留学し、日本で医師を志すにはいくつかの高いハードルがありました。

中国で裕福な家庭に恵まれたわけでもなく、授業料から生活費までアルバイトでまかないました。1日の睡眠時間は3〜4時間しかありませんでしたが、日本の文化や伝統、歴史に触れることに憧れと興味をもつようになり、毎日がとても新鮮で刺激的でした。もっと日本と繋がりたい、自分の言葉で気持ちを表現できるようになりたい気持ちが強くなり、日本語を身につけようと真剣に思うようになりました。

運命の出会いは来日2年後、東京医科歯科大学難治疾患研究所・平岡昌和教授(現・名誉教授)(私の大学院時代の恩師)でした。平岡先生は心臓不整脈分野で数々の業績を出し、世界各国からたくさんの留学生が訪れる有名な教授でした。教授は私に「人生で大切にすべきものは何かを考えながら行動・決断をしなさい」「医師としてもプライドを持って、世の人々と接しなさい」と聞かせてくれました。その時はまだ若かったので、その言葉の意味を理解しませんでした。2006年3月に大学院を卒業後、東京の一般企業に就職、勤務しているうちに医師という職業の素晴らしさを改めて実感し、平岡先生の言葉を思い出し、日本で医師になろうと決意、医師国家試験勉強を始めました。日本の医学部には入らず、独学で日本医師国家試験をパスし、2011年3月に医師免許を取得しました。ちょうど東北大震災の年でしたので、その時の状況を今でも鮮明に覚えております。震災で大変な思いをしている人々に寄り添い力になろうと、東京から茨城に移住、東京医科歯科大学大学院時代の大先輩である青沼和隆教授(筑波大学循環器内科教授)に師事を仰ぎました。2011年4月1日から茨城県での医師生活が始まり、筑波大学附属病院、筑波メディカルセンター病院、西南医療センター病院、水戸協同病院、ひたちなか総合病院、筑波記念病院、筑波学園病院、霞ヶ浦医療センター病院で地域医療の経験と知識を蓄積し、地域の方々が健康で、安心・安全な生活を送ることができるよう、より地域の人々の寄り添った「かかりつけ医」になるべくと決意し、2021年9月に筑波大学附属病院を退職、地域に密着した一般外来診療を継続しながら「つくば心臓血管内科 メイクリニック」オープンに向け準備を進めて参ります。内科、循環器内科、心臓リハビリテーション、生活習慣指導、漢方医学を通じ自分の知識を最大限に活かしたオーダーメードな医療、過去の形に拘らない今の時代に相応しい医療を提供できるよう心かけます。

明るく、アットホームで、なんでも気軽に相談できる茨城県口コミNo1.クリニックをスタッフ一同心一つにして目指して参ります

                  つくば心臓血管内科 メイクリニック

                    院長 呉 龍梅(う りょんめい)