漢方医学
漢方医学とは
健康診断や人間ドックは病気になった身体にだいし、早期発見するためですが、病気になる前の前段階(未病状態)を検知し対処するためには、漢方医学が重要な役割を果たします。慢性的疲労や慢性的ストレスなど環境要因の悪化に伴い、体全体の諸機能がうまく機能しなくなり、やがて病気に進行します。
特に女性は50歳前後に閉経を迎え、ホルモンバランスの変化によりさまざまな不調が起こります。そのときの状態は人によって違いますので、自分の症状にあったオーダーメイド医療が必要です。
漢方医学は、体で不足しているものを補い、過剰に溜まったものを取り除き「内面的美しさと健康」を追求し、「健康・美しい・整える」を可能とします。
漢方医学で未病に対するケアを心かけ、健康寿命を伸ばしませんか。
未病と漢方医学
こんな症状はありませんか?
健康診断や人間どっくでは異常がないと診断されたのに、なんとなく身体がだるい、お腹がはる、手足がむくみやすい、頭が重い、集中力が落ちる、便秘気味など体の不調を感じることがありませんか?
病院でいろんな検査をしても具体的な病名はつかない、病気はないと言われ困ったことありませんか?
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だるい
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頭が重い
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集中力の低下
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便秘気味
病気になる前の「未病」
漢方医学では、こうした状態を“未病(みびょう)”といい、中国最古の医学書に“名医は未病を治す”といわれてきました。つまり、「未病」は、まだ病気にはなっていませんが、放っておくと病気になる可能性があることを「漢方医学書」に書かれています。
漢方医学とは
漢方医学の歴史
漢方の原型は紀元2世紀頃の中国で成立したと言われていますが、日本に本格的な漢方医学が根付いたのは16世紀以降です。室町時代に明の医学が伝わり、江戸時代に鎖国の影響もあって日本独自の発展をしたそうです。江戸後期に広まったオランダ医学「蘭方」に対して今まであった医術を「漢方」と呼びました。このように漢方は日本独自の伝統医学なのです。
漢方医学の生薬
漢方薬はいくつかの生薬(しょうやく)を決められた分量で組み合わせて作られた薬です。生薬は化学的に合成されたものではなく天然物そのものを簡単な加工をしたものをいい、イメージとしては草の根っこや茎、木の皮や実などです。
それぞれの生薬が多くの有効成分を含んでいるので、いろいろな生薬を組み合わせた漢方薬は、ひとつの薬でもさまざまな作用を持ち、複数の病気や症状にも効果があります。
例えば風邪薬として有名な葛根湯は、肩こり、じんま疹、乳腺炎などにも効果があります。葛根湯はくずの根っこやシナモン、ナツメや生姜などの7種類の生薬で構成されていて、それぞれの生薬の相互作用で効果を発揮します。
このように漢方薬は生薬のハーモニーなのです。